ガンプラ グレード徹底比較【EG・HG・RG・MG・PG】価格・難易度・スケールで選ぶ
ガンプラの箱には「HG」「RG」「MG」といったアルファベットが書かれています。これはグレードと呼ばれる規格で、スケール・パーツ数・完成度・価格がまるで違います。この記事では現行の5大グレードを図解で比較し、「結局どれを買えばいいか」をハッキリさせます。
まず結論から。初めての1体なら「EG」か「HG」で間違いありません。パーツが少なく、接着剤なしのスナップフィットで組め、塗装しなくても色分けが再現されています。次のステップとして精密さを味わうなら「RG」、大型で組み応えを求めるなら「MG」、集大成の一体としては「PG」という順番になります。
結局どれを買えばいい? 工具を揃えるついでに試すなら、まずはニッパー1本とEGまたは低価格帯のHGを1つ。組み立ての流れをつかんでから、次のグレードに進むのが失敗しない王道です。
グレードとは何か——スケールで大きさが決まる
グレードはガンプラの規格(ブランド)で、スケールが大きくなるほど本体サイズが大きくなり、ディテール再現性や存在感が高まります。1/144は約13cm前後、1/100は完成時約18cm、1/60はさらに大型です。
「1/144」は実物の144分の1という意味。数字が小さいほど縮尺が大きく、実物大に近づいて大きくなります。EG・HG・RGは同じ1/144なので背丈はほぼ同じですが、中身の作り込みが大きく異なります。
5グレードを一覧で比較
スケール・パーツの傾向・組み立て難易度・価格帯をまとめました。価格は機体や年式で幅があるため、あくまで目安です。
| グレード | スケール | 難易度 | 特徴 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|---|
| EG | 1/144 | ★☆☆☆☆ | 少パーツで高可動・高色再現。塗装ほぼ不要 | 〜1,100円 |
| HG | 1/144 | ★★☆☆☆ | 種類が最多。価格と完成度のバランスが良い | 1,000〜3,000円台 |
| RG | 1/144 | ★★★★☆ | ハイディテール。パーツが極めて細かい | 2,000〜4,000円台 |
| MG | 1/100 | ★★★☆☆ | 内部フレーム・二重関節など新技術を実装 | 3,000〜6,000円台 |
| PG | 1/60 | ★★★★★ | 1000点超のパーツ・LED演出も。究極のガンプラ | 1万円超 |
難易度は「小さい=簡単」ではありません。 RGは1/144と小型ですが、パーツが極めて細かく、組み立て難易度はHGより高めです。「小型キットだから初心者向け」と早合点しないよう注意してください。
EG/HG——最初の1体はこの2つ
初めてのガンプラは、この2グレードから選べば失敗しません。どちらも1/144で、接着剤不要のスナップフィットです。
EG(エントリーグレード)は少ないパーツ構成ながら、高い可動域と色再現を実現。塗装がほぼ不要で、道具に不慣れでも組み上がります。EG νガンダムは税込1,100円と手を出しやすい価格です。
HG(ハイグレード)は種類が圧倒的に多く、価格と完成度のバランスが最良。パーツ数が比較的少なく初心者でも組み立てやすい一方、最新キットは高度な色分けと広い可動域を実現しています。実売はガンダムバルバトスの最安980円から、ボリュームのある機体で4,000円台までと幅があります。
EGとFG(ファーストグレード)は別物です。 名前が似ていますが、EGは色分け・可動が優秀な現行の初心者向け。FGは色分けが少なく塗装前提の廉価キットです。パッケージのグレード表記をよく確認しましょう。
RG/MG——次のステップで楽しむ
組み立てに慣れたら、精密さや大型を味わえるこの2グレードへ。
| 比較項目 | RG(1/144) | MG(1/100) |
|---|---|---|
| 楽しみ方 | 小型ボディに凝縮された精密感 | 大型で内部フレームまで再現 |
| パーツ | 極めて細かい・多い | 多いが1パーツが大きめ |
| 難易度 | 細かさゆえ高め | 手順が多いが素直 |
| 成り立ち | 30周年記念で2010年7月展開開始 | 内部フレーム・二重関節を実装 |
RG(リアルグレード)は、リアルを追求したハイディテールと、組み立て済みインナーフレームによるストレスフリー組立を両立。ガンプラ30周年記念企画として2010年7月より展開が始まり、2024年8月には最新仕様のRX-78-2 Ver.2.0が発売されました。
初期RGの「アドヴァンスドMSジョイント」は破損しやすいとされ、現在は一部にのみ使われています。細かいパーツを無理にひねると折れることがあるので、ランナーからの切り出しも一つひとつ丁寧に行いましょう。
MG(マスターグレード)は1/100スケール(完成時約18cm)。スナップフィットながら、内部フレームや二重関節など新技術を意欲的に実装しています。人気機体は改良が重ねられ、RX-78-2はver.3.0まで登場しました。なお1/100には、内部フレームを簡略化して組み立てやすくしたRE/100もあり、HG同等の作りやすさでコストパフォーマンスに優れます。
PG——集大成としての究極グレード
PG(パーフェクトグレード)は1/60スケール。総パーツ数が1000点を超えることもあり、値段は一万円超。内部骨格からLED演出まで再現する「究極のガンプラ」です。
「MGの方が大きい」は誤りです。 MG=1/100、PG=1/60でスケールが異なり、PG(約1/60)の方が大きく重量級。数字だけ見ると混乱しやすいので気をつけましょう。
PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2ガンダムは、ガンプラ史上最多の全身ハッチオープンギミックとLEDユニットを搭載しています。
点灯には電池が別売で必要です。 PG UNLEASHEDのLED演出にはBR435電池1個とLR41電池2個が別売で必要。作例のような点灯を楽しむには、キットとは別に電池を用意しておきましょう。
選び方フローと、揃えておく道具
目的別の選び方を手順で整理します。
どのグレードでも、最低限そろえたい道具は共通です。塗装まで踏み込む場合は、パーツ数に応じた持ち手(塗装用クリップ)の本数に注意してください。
| 道具 | 役割 | 備考 |
|---|---|---|
| ニッパー | ランナーからの切り出し | 薄刃タイプが切り口きれい |
| デザインナイフ | ゲート跡・バリの処理 | 切れ味が落ちたら刃を交換 |
| ヤスリ/スポンジヤスリ | ゲート跡を平らに | 番手を段階的に上げる |
| 持ち手(クリップ) | 塗装時にパーツを保持 | 本数不足に注意 |
持ち手は思ったより本数が要ります。 パーツ一つにつき1本が基本で、HGでも数十本必要になることがあります。塗装を始めると残りが足りなくなりがちなので、作業が止まらないよう本数に余裕を持たせておくと安心です。
まとめ——迷ったらHG、次にステップアップ
グレードは「難易度の階段」ではなく、楽しみ方の違いです。最初はEGかHGで組み立ての流れをつかみ、精密さならRG、大型ならMG、集大成としてPG——と、興味の向いた方向へ進むのが一番楽しめます。
どのグレードを選んでも、ニッパーとヤスリさえあればきれいに組めます。まずは1体、手を動かしてみましょう。
この記事で紹介した道具・マテリアル
よくある質問(FAQ)
Q. 初めてのガンプラはどのグレードがいいですか?
EGかHGがおすすめです。どちらも1/144で接着剤不要のスナップフィット、塗装しなくても色分けが再現されています。EGはパーツが最も少なく道具に不慣れでも組めます。種類の豊富さで選ぶならHGが良いでしょう。
Q. RGは1/144だから初心者でも簡単ですか?
サイズは小さいですが、簡単とは限りません。RGはパーツが極めて細かく、組み立て難易度はHGより高めです。特に初期の「アドヴァンスドMSジョイント」は破損しやすいとされるため、細かいパーツの切り出しは丁寧に行いましょう。
Q. MGとPGはどちらが大きいですか?
PGの方が大きいです。MGは1/100(完成時約18cm)、PGは1/60でスケールが異なり、PGの方が大型で重量級です。数字だけ見ると混乱しやすいですが、「1/60の方が実物に近く大きい」と覚えておくと分かりやすいです。
Q. EGとFGは何が違いますか?
名前は似ていますが別物です。EG(エントリーグレード)は色分けと可動が優秀な現行の初心者向けキット。FG(ファーストグレード)は色分けが少なく塗装を前提とした廉価キットです。手軽に完成させたいならEGを選びましょう。
Q. PGを買えばLEDは光りますか?電池は付属しますか?
点灯ギミック搭載機でも、電池は別売のことが多いです。たとえばPG UNLEASHED 1/60 RX-78-2はLEDユニットを搭載しますが、点灯にはBR435電池1個とLR41電池2個が別売で必要です。作例のような演出を楽しむには電池を別途用意してください。